操作

円基

提供: 新纂浄土宗大辞典

2018年3月30日 (金) 06:20時点における192.168.11.48 (トーク)による版
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)

えんき/円基

元暦二年(一一八五)—嘉禎四年(一二三八)。嘉禄の法難時の天台座主。普賢寺禅定殿下基通を父、最舜法源の娘を母として生まれる。弁雅に入室し、灌頂を政春阿闍梨に承けた。承久三年(一二二一)に座主となり安貞元年(一二二七)までつとめる。この間に、比叡山大衆法然の廟所を襲い、遺骸を鴨川に流そうと企て、法然門下の隆寛、空阿、幸西を流罪にした嘉禄の法難が起こった。


【資料】『四十八巻伝』四二(聖典六)、『琳阿本』、『国華本』(共に法伝全)、『天台座主記』(『続群書類従』四下)


【執筆者:坂上雅翁】