ほうおんじ/法園寺
大阪府池田市建石町。竹原山玉蓮院。大阪教区№二一一。天文七年(一五三八)玉蓮社勝誉により開創された。室町時代、池田城主池田久宗が極楽寺を建立し、のち現在の地に移し阿波堂と称した。永禄二年(一五五九)池田勝政が阿波堂伽藍を修繕し、のち文化一〇年(一八一三)法園寺に吸収した。元は八箇寺の末寺があり、摂津の触頭となっていた。寺宝が多く伝源信作・聖観音立像、伝鳥仏師作・本尊阿弥陀如来がある。
【資料】『浄土宗寺院由緒書』上(『増上寺史料集』五)、『大阪府全志』三
【執筆者:藤野立徳】