白石尭海
提供: 新纂浄土宗大辞典
2018年3月30日 (金) 06:25時点における192.168.11.48 (トーク)による版
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しらいしぎょうかい/白石尭海
嘉永七年(一八五四)一〇月一日—昭和二年(一九二七)三月三〇日。明蓮社選誉法阿。字は帰去来。現在の山口県長門市に生まれる。大願寺の松尾舜明について得度。明治七年(一八七四)増上寺六九世石井大宣より宗戒両脈を相承。浄土宗山口支校の初代校長を勤める。柳井瑞相寺の住職。同二七年、岩井知海と共に開教のため韓国と台湾に赴く。同三〇年七月一五日朝鮮国王に「浄土三部経」を奉呈した。帰国後海外布教の必要性を宗会において力説、それにより開教区制度が設けられ、韓国とハワイ開教区の監督に任命された。
【資料】柴田玄鳳編『浄土宗開教要覧』(浄土宗務所教学部、一九二九)、浄土宗布教伝道史編纂委員会編『浄土宗布教伝道史』(浄土宗、一九九三)
【執筆者:田中芳道】