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提供: 新纂浄土宗大辞典

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い/意

Ⓢmanasの訳語。有部では心・識と同体異義で、思量の側面を表す。唯識では染汚ぜんまい、第七末那識まなしきと解す。意識の所依である意界、意根のこと。有部では、前刹那の識を指し、無間滅意むけんめっちともいう。起信論』では阿黎耶識ありやしきに依拠して展開する衆生心の活動、業識ごっしき転識てんじき・現識・智識・相続識の五つに分析される。地論、摂論宗では阿陀那識、阿黎耶識とする説もある。


【参照項目】➡末那識唯識


【執筆者:小澤憲雄】