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巨東

提供: 新纂浄土宗大辞典

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ことう/巨東

—天保一三年(一八四二)八月九日。到蓮社瑞誉明阿放光。増上寺三世。生国・氏姓は不詳。増上寺学頭、結城弘経寺四八世、京都百万遍知恩寺五七世を経て、天保一一年(一八四〇)増上寺三世に就任。同年から御霊屋の修理が始まり、二年後に完成。養鸕うがい徹定てつじょうを新谷学寮司に命じ、『梵網遺経諸疏』『原人論』などを開講させ山内学寮を刷新、それら増上寺改革の功を幕府より賞された。同一三年八月八日隠居、翌九日遷化


【参考】『大本山増上寺史・本文編』(大本山増上寺、一九九九)


【執筆者:中野真理子】