転座
提供: 新纂浄土宗大辞典
2018年3月30日 (金) 06:29時点における192.168.11.48 (トーク)による版
2018年3月30日 (金) 06:29時点における192.168.11.48 (トーク)による版
てんざ/転座
法要中に座の位置を変えること。式中に、導師や式衆等が本尊向きから、本尊以外の仏像・位牌壇・受者・新亡等に向けて場所を移動すること。復座は、転座した後に本尊前に戻ることをいう。転向は、授与十念などの際にその場で受者側に振り向くことをいう。『法要集』差定の部には涅槃会、灌仏会、成道会、施餓鬼会、晋山式、帰敬式、得度式、剃度式、正伝法前伝、正授戒、地鎮式、起工式(立柱式含む)、上棟式、落慶式(堂内式)、撞初式、結婚式、葬儀式(枕経、堂内式)、伝道作法の式中に転座の指示がある。転座する際に、施餓鬼会と葬儀式(堂内式)は合鈸を修し、要偈道場は四智讃合鈸をし、正授戒は伽陀を唱える。
【執筆者:中野晃了】