千葉県山武郡横芝光町木戸。城戸山龍灯院。千葉教区№一〇七。良忠の開山。『鎌倉光明寺志』には当庄南条の預所八郎入道胤光の嫡子、椎名小次郎胤広が良忠に深く帰依し、城戸山を開いて一宇を建立し良忠を招待して正嘉二年(一二五八)開山としたとある。胤広は守本尊である念持阿弥陀三尊を安置し菩提寺とし、その後椎名家の外護により繁栄した。また、『匝瑳そうさ郡誌』には正嘉二年三月千葉頼胤の創建とある。
【執筆者:小林尚英】