かりょうびんが／迦陵頻伽

極楽にいるとされる鳥の名。Ⓢkalaviṅkaの音写。歌羅頻伽、迦陵頻、迦蘭迦、迦陵、頻迦とも音写し、好声、妙声、美音とも訳す。声が美妙であることで有名であり、その声は聞くものを飽きさせることがなく、さらには如来の音声を除いては天人なども及ぶことがないという。『阿弥陀経』には極楽浄土にこの鳥の住することが説かれる。また、浄土曼陀羅などでは人頭鳥身の形で描写されている。このほか諸経典に説かれる。