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祐水

提供: 新纂浄土宗大辞典

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ゆうすい/祐水

—文化一二年(一八一五)一一月一七日。円蓮社順誉。百万遍知恩寺五四世。信濃国高梨(長野県須坂市)の人。俗姓は中島氏。祐天寺祐海について出家し、増上寺で学び学頭職に補せられる。天明四年(一七八四)七月二七日、選ばれて深川霊巌寺住持し、寛政五年(一七九三)七月五日、台命により百万遍に入山した。同七年二月、宗侶の規式の乱れたのを憂い幡随院末寺の非礼を檀林会議で訴えた。在職中に大方丈書院御影堂の渡り廊下、その他の諸堂を改築新築し、文化八年(一八一一)には法然上人六〇〇回忌を修した。同一〇年五月、山内瑞林院に隠遁


【資料】『百万遍知恩寺誌要』、『深川霊巌寺志』、『三縁山志』八


【執筆者:今井英之】