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「華瓶」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:23時点における最新版

けびょう/華瓶

仏の供養具の一つ。仏前などに花をして供養するための瓶。花生け、花入れ、花瓶、花器ともいう。宝瓶かたどったもので香水こうずいを盛るものであったが、後に供華の具となった。インドでは生花の花のみを採って糸で結んだり、盤に盛って供えたり、散華して供養したが、後に枝のついた花を供えるようになった。香炉・灯燭とともに、三具足五具足として用い、インドの宝冠をかたどった亜字型、下膨らみの徳利型、最もよく用いられる質素な関通型とがある。


【参考】『仏教考古学講座』三・仏法具編上(雄山閣、一九七〇)


【参照項目】➡三具足五具足関通型


【執筆者:田中康真】