「阿弥陀仏根本秘密神呪経」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:18時点における最新版
あみだぶつこんぽんひみつじんしゅきょう/阿弥陀仏根本秘密神呪経
鳩摩羅什訳の『阿弥陀経』に『抜一切業障根本得生浄土神呪』(正蔵一二・三五一下)および、「阿弥陀」の「阿」字に十方三世の仏が、「弥」字に一切諸菩薩が、「陀」字に八万諸聖教が具足されるため、長寿や子孫繁栄等の楽を受けることができるという意の文が挿入されたもの。この文は、修因段と執持名号段の間に挿入されている。経題の後に菩提流支訳とあるが、経録にはなく、後世の偽経とされる。
【所収】続蔵二
【参考】望月信亨『仏教経典成立史論』(法蔵館、一九四六)
【執筆者:市川定敬】