「無量寿経曼陀羅」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:34時点における最新版
むりょうじゅきょうまんだら/無量寿経曼陀羅
『無量寿経』の所説に基づいて、極楽浄土の有様を表した図絵。中央に極楽を描き周囲に『無量寿経』の説相がある。曼陀羅中央には、阿弥陀三尊を中心に、取りまく菩薩たち、虚空会、楼閣会、宝池会、舞楽会と、雲を隔てて下方に釈尊説法の相がある。向かって左の縁には、下より経説により、「特留此経」にはじまり「妙土荘厳」までの七相がある。向かって右の縁には貪瞋痴、無常の相がある。上欄には上・中・下輩の往生の相、下欄は二段となり、上には五悪段の相、下には三悪道、八大地獄の相などが描かれている。
【執筆者:塩竈義弘】