「無量寿経集解」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:34時点における最新版
むりょうじゅきょうしゅうげ/無量寿経集解
一五巻。白弁撰。享保九年(一七二四)成立。白弁が増上寺の学寮において『無量寿経』を講述したもの。『無量寿経』の全文注釈であるが、下巻の中ほどの「甚可哀愍」までの第一四巻までで終わっており、第一五巻は後に団誉了風が補講したもの。内容は玄談・大意・釈名・入文解釈に分けて注釈を施す。中国・日本の注釈書を広範に引用するのみならず、浄土宗西山派、真宗本願寺派の釈書をも引用して浄土宗正義を述べている。
【所収】続浄一、仏全五三
【参考】坪井俊映「浄土宗における無量寿経釈書について」(『浄土宗典籍研究』山喜房仏書林、一九七五)
【執筆者:南宏信】