「無眼人・無耳人」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:34時点における最新版
むげんにん・むじにん/無眼人・無耳人
浄土に往生することに眼や耳をそむける人。道綽は『安楽集』上・第三大門に『目連所問経』の説とし「我れ無量寿仏の国は往きやすく取りやすしと説く。しかるに人、修行して往生すること能わず。かえって九十五種の邪道につかう。我れこの人を説きて無眼人と名づけ無耳人と名づくと」(浄全一・六九四上/正蔵四七・一四上)を引用している。これによると易行道である浄土往生の道に眼と耳をそむけ難行道をつとめ、かえって邪道に進んでしまう者が無眼人・無耳人である。
【執筆者:瀧沢行彦】