「円基」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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えんき/円基
元暦二年(一一八五)—嘉禎四年(一二三八)。嘉禄の法難時の天台座主。普賢寺禅定殿下基通を父、最舜法源の娘を母として生まれる。弁雅に入室し、灌頂を政春阿闍梨に承けた。承久三年(一二二一)に座主となり安貞元年(一二二七)までつとめる。この間に、比叡山の大衆が法然の廟所を襲い、遺骸を鴨川に流そうと企て、法然門下の隆寛、空阿、幸西を流罪にした嘉禄の法難が起こった。
【資料】『四十八巻伝』四二(聖典六)、『琳阿本』、『国華本』(共に法伝全)、『天台座主記』(『続群書類従』四下)
【執筆者:坂上雅翁】