「非法制限戒」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:31時点における最新版
ひほうせいげんかい/非法制限戒
『梵網経』に説かれる四十八軽戒のうちの第四七戒。仏戒を受けた国王や太子や官僚が、別途に法を制定して仏弟子の行為を制限し、出家や修行、また形像や仏塔、経律の造立を許さないとしたならば、それは三宝を破する罪であって、ことさらに法を破れば軽垢罪に当たるとしてこれを制する。なお行為を制限される仏の弟子については出家・在家の双方が想定されるが、在家とする見方が妥当とされる。
【参考】石田瑞麿『仏典講座一四 梵網経』(大蔵出版、一九七一)
【執筆者:袖山榮輝】