「金剛宝戒釈義章」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:23時点における最新版
こんごうほうかいしゃくぎしょう/金剛宝戒釈義章
一巻。伝法然述。『金剛宝戒章』中にあたるが、『金剛宝戒章』は成立当初は二巻本であったため顕智『聞書』には「金剛宝戒章下云」(『真宗史料集成』一・六一四下)として引用されている。本書は『金剛宝戒章』上の『金剛宝戒訓授章』を注解したもの。戒を人天戒・小乗戒・権大乗戒・円実性戒の四つに区分して詳解している。
【所収】昭法全、続浄一三
【参考】大橋俊雄「『金剛宝戒章』の成立について—伝法然上人撰述書研究其二—」(印仏研究一〇—二、一九六二)、石田瑞麿「『金剛宝戒章』の成立とその思想」(『奥田慈応先生喜寿記念 仏教思想論集』平楽寺書店、一九七六)
【執筆者:曽田俊弘】