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「阿弥陀経摘要易解」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:17時点における最新版

あみだきょうちゃくよういげ/阿弥陀経摘要易解

一巻。清・真嵩(一七九四—一八六八)述。著者の真嵩は、浙江省の人、徐氏の出で、あざなは普能、一〇歳で出家、一八歳で具足戒をうけ、咸豊二年(一八五二)天寧寺の住職となった。『阿弥陀経』について全体を序分正宗分流通分に分け、『阿弥陀経』の玄奘訳『称讃浄土経』をも参考にしながら天台教学に基づき簡易な注釈を付している。往生の条件としての善根解釈する中では、袾宏の教理を取り上げながら、一心称名念仏することが最上の善根であると説く。さらに「臨終来迎」については、仏を憶念すれば必ず成仏できるという『楞厳りょうごん経』の所説に基づき、臨終時における一心不乱念仏の必要性を説く。


【所収】続蔵二二


【執筆者:肖越】