「懐音」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
Seishimaru (トーク | 投稿記録) 細 (1版 をインポートしました) |
|
(相違点なし)
|
2018年3月30日 (金) 06:20時点における最新版
えおん/懐音
承応二年(一六五三)—正徳四年(一七一四)五月五日。本蓮社真誉玄阿。出生地等不明。一六歳にして増上寺に学び、後に岩槻浄国寺の聞証に師事した。大和国今井(奈良県橿原市今井町)の西光寺に住していたときに、『浄土考原録』一巻を著した。その著書を読んで感銘を受けた忍澂から法然院の後継者となるよう懇請され、元禄六年(一六九三)に同院三世に晋董。住持二〇年余りにわたって律を遵守して教化につとめた。在職中、大和国に在したときに再興した葛城寺と称念寺を法然院の支院とした。著書に『諸家念仏集』九巻、『往生礼讃纂釈』五巻、『盂蘭盆会法式略解』一巻などがある。
【資料】『略伝集』(浄全一八)、『続日本高僧伝』四(仏全一〇四)
【参照項目】➡諸家念仏集
【執筆者:編集部】