「入堂・退堂」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:30時点における最新版
にゅうどう・たいどう/入堂・退堂
堂内に入退出すること、またその際の作法。上堂・下堂、昇殿・退殿ともいう。入堂するときは序列を作る。集会所において導師を中央にし、第二席をその左側、第三席を右側にして、以下これに準ずる。序列を作り終われば、法要の次第を伝え、先進は導師の正面に出て「袈裟被着偈」を唱え、一同唱和する。その後、先進に従って、堂内を進む。その際の歩幅は一間(約一・八メートル)を六単歩とする。仏前(仏前通過)で止まり、低頭して通過し、自席に着き、引鏧の合図で着座する。退堂の際は、引鏧の合図で左膝を立て、起立、一揖し、先進に従っておもむろに進む。集会所で入堂の序列に戻り、「帰僧息諍論の文」を句頭し、一同唱和し、低頭する。
【執筆者:坂上典翁】