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「受別請戒」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:27時点における最新版

じゅべつしょうかい/受別請戒

梵網経』に説かれる四十八軽戒しじゅうはっきょうかいのうち第二七戒のこと。在家からの指名により個人的に招待される別請を受けて、その修行者が供養されたものを個人的な利益としてしまい僧団全体のものとしないのであれば軽垢罪きょうくざいに当たるとしてこれを制する。この戒では別請そのものが制止されているように受け止められるが、別請を受けないことはかえって驕慢心きょうまんしんが問われるとも解されていて、供養の品を個人的に独占することの制止が求められているとされる。


【参考】石田瑞麿『仏典講座一四 梵網経』(大蔵出版、一九七一)


【参照項目】➡四十八軽戒軽垢罪


【執筆者:袖山榮輝】