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「十八檀林志」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:26時点における最新版

じゅうはちだんりんし/十八檀林志

単に『檀林志』ともいう。摂門せつもん編。増上寺をはじめ、関東十八檀林の寺史をまとめたもので、文政元年(一八一八)以後、増上寺三島中谷在心室の寮主として活躍していた摂門が、資料を集めて記したもの。内容は『三縁山志』(一二巻)『続三縁山志』『鎌倉光明寺志』『小石川伝通院志』『瓜連うりづら常福寺志』『飯沼弘経寺志』『新田大光院志』『鴻巣勝願寺志』『小金東漸寺志』『生実おゆみ大巌寺志』『川越蓮馨寺志』『結城弘経寺志』『滝山大善寺志』『岩付浄国寺志』『館林善導寺志』『下谷幡随院志』『深川霊巌寺志』『本所霊山寺志』『江戸崎大念寺志』各一巻であるが、『三縁山志』のみは特別の扱い方で一二巻を記し、『続三縁山志』は欠本。いずれも寺院の創建から伽藍配置・歴代住持・什宝・所領・門末など、資料を駆使してまとめている。


【所収】浄全一九、二〇


【参照項目】➡関東十八檀林


【執筆者:宇高良哲】