門流に連なる門弟、また末寺やその檀家も含まれる。浄土宗では知恩院・知恩寺・清浄華院・金戒光明寺など各本山に属する末寺のことを指す。大正四年(一九一五)六月、宗規第七八号をもって本山条例が制定され、各本山の重要事項は門末会の協賛を経て管長の認可を受けることになり、宗制上に位置付けられることになった。現在では本末関係は解消されているが、「○○門中」という地域的結合の形でその名残が確認される。
【資料】『浄土宗制規類纂』
【参照項目】➡門弟、門中
【執筆者:伊藤真昭】