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「五具足」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:23時点における最新版

ごぐそく/五具足

香炉一口いっこう華瓶けびょう一対、灯燭とうしょく一対の五つを一組として仏前に据える供養具。須弥壇前机などの上に香炉を中央に置き、その香炉の左右に灯燭、そして灯燭の外側に華瓶を対称に並置する。香炉華瓶、灯燭一組の場合にはみつ具足といい、中央に香炉、向かって右側に灯燭、左側に華瓶を配置する。前机五具足脇壇三具足にされることが多い。また、音楽法要などで用いられる献香・献灯(一対)・献華(一対)の五具足もある。もともと大法要などの特別なときに五具足を用いてきたが、三具足より五具足の方が左右対称で見た目にも安定感があることから一般に流布した。


【参照項目】➡三具足関通型


【執筆者:中山信隆】