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「功徳蔵」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:22時点における最新版

くどくぞう/功徳蔵

功徳を収め、たくわえたもの。『無量寿経』下に「功徳蔵具足して、妙智、等倫なし」(聖典一・二五二/浄全一・二〇)とあり、曇鸞の『讃阿弥陀仏偈』には「無漏の依果難思議なり。この故に功徳蔵稽首したてまつる」(浄全一・二一六下正蔵四七・四二三下)とあるように、阿弥陀仏自体を意味するものとして用いられている。その他、親鸞は『高僧和讃』において、阿弥陀仏名号を示して功徳蔵といい、また『教行信証』においては、第十八願の念仏福智蔵、第十九願の定散諸行福徳蔵とするのに対して、第二十願の念仏功徳蔵と名付けている。


【執筆者:加藤芳樹】