頭が地につくまで体を屈して仏を礼拝すること。最高の敬意をもって礼拝する場合に用いる。上品礼のことで、接足作礼、五体投地ともいう。『伝通記』定善義記二には、「稽首は即ち是れ礼の極なり。謂わく、両手を舒のべ、掌は仏足を接して、以て恭敬を表わす、故に接足と云う」(浄全二・三三七下)とある。両膝・両肘・頭を地につけ、両手を水平に仰向けて、仏の足を受ける最高の礼法で敬礼・頂礼仏足という。
【参照項目】➡五体投地、接足作礼
【執筆者:坂上典翁】