礼拝作法の一つ。五体投地ともいう。『観経』第七観に「時に、韋提希、無量寿仏を見たてまつりおわって足みあしを接して礼を作なし」(聖典一・二九七/浄全一・四二)とあるように、接足作礼は、実際に仏の足に触れて行う礼であり、仏に対する最も丁重な礼法である。浄土宗では、上品礼・中品礼を行う。このとき、実際に仏の足に触れるわけではないが、足を頂く思いをもって礼拝するのであり、これを「接足作礼の意おもい」という。
【資料】『蓮門小子訓』
【参照項目】➡礼拝、五体投地
【執筆者:坂上典翁】