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「応法妙服自然在身」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:21時点における最新版

おうぼうみょうぶくじねんざいしん/応法妙服自然在身

経帷子きょうかたびら浄衣に記す文。『無量寿経』第三十八願の「応法妙服 自然在身」(聖典一・二三〇/浄全一・一〇)に拠った文で、往生人にはすべて法にかなった妙なる法衣自然に具わるとの意。『諸回向宝鑑』三・「経帷子の本説」には、「身比みごろに書くべき文」(四オ)としている。経帷子次第礼拝衣や往生衣として転用され、浄衣笈摺おいずる)と称されるようになった。結縁五重のとき、この文を浄衣六字名号の左右に割書きし、三宝印の朱印を捺すことがある。浄衣の書式には種々あり、結縁五重浄衣結縁授戒に用いる場合は、「応法妙服」等の内傍らに『梵網経菩薩戒経)』の「位同大覚已真是諸仏子」(正蔵二四・一〇〇四上)の文を加筆する書式法もある。


【参考】五来重『葬と供養』(東方出版、一九九二)、清水秀浩「浄土宗法式雑考(八)—経帷子の心得—」(『教化研究』四、一九九三)


【参照項目】➡経帷子浄衣


【執筆者:清水秀浩】