「脇侍」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年4月24日 (火) 03:26時点における最新版
きょうじ/脇侍
本尊の脇に智慧・慈悲を象徴して侍り補佐し、共に衆生教化を果たす菩薩等眷属のこと。「わきじ」ともよみ、脇士、夾侍、挟侍とも書く。脇立ともいう。本尊と脇侍を併せた三尊像としても知られる。阿弥陀仏における観音菩薩・勢至菩薩、釈迦仏における文殊菩薩・普賢菩薩、薬師仏における日光菩薩・月光菩薩が有名である。仏教儀礼においては参加僧侶を脇侍に見立てて、式を遂行する場合がある。
【参照項目】➡三尊
【執筆者:中御門敬教】