「別時勤行式」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:32時点における最新版
べつじごんぎょうしき/別時勤行式
特別の時期を決めて、不断念仏を行ずる法要。三種行儀(尋常・別時・臨終行儀)の一つ。別時、別時会、別時念仏会ともいう。日々の念仏では怠りがちになるために、日時と場所を定めて、一日・七日・一〇日・九〇日と時に応じて行う念仏会。場所は清浄な道場、沐浴して身を清め、衣服も清め、食事は酒肉五辛をさけ、座せば座しながら、立てば立ちながら、称名念仏の他、余言を交えず、一心に見仏する想いで高声念仏する規則が定められている。『法要集』の式次第は、日常勤行式に準じているが、念仏を主とした構成になっている。また別時念仏会では、称名礼拝を行うこともある。
【執筆者:渡辺俊雄】