「瑜伽師地論」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
Seishimaru (トーク | 投稿記録) 細 (1版 をインポートしました) |
|
(相違点なし)
|
2018年3月30日 (金) 06:35時点における最新版
ゆがしじろん/瑜伽師地論
一〇〇巻。『瑜伽論』と省略されることもある。漢訳では著者を弥勒、チベット訳では無著とするが、詳細な成立過程は不明。ⓈYogācārabhūmi。唯識瑜伽行派の基本典籍の一つ。本書は大別すると本地分・摂決択分・摂釈分・摂異門分・摂事分の五つの部分からなり、これら五部がさらに分類されている。また、本地分の第一五章・菩薩地には異訳として『菩薩地持経』一〇巻や『菩薩善戒経』九巻がある。
【所収】正蔵三〇
【参考】宇井伯寿『瑜伽論研究』(岩波書店、一九五八)
【執筆者:石田一裕】