「発菩提心」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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ほつぼだいしん/発菩提心
菩提心をおこすこと。Ⓢcittotpāda。発意あるいは発道心、発心ともいう。『北本涅槃経』三八の迦葉菩薩品に、「発心と畢竟の二にして別ならず。是の如き二心は先の心難し。自ら未だ度すことを得ずして先に他を度す。是の故に我初発心を礼す」(正蔵一二・五九〇上)とあり、ここにおいては仏法の大原則が述べられている。すなわち「初発心(自未得度先度他の心)」も「畢竟(仏果菩提、成仏)」も尽十方界真実において変わりがないことを述べている。
【資料】『俱舎論』一八、『選択集』一二
【参照項目】➡菩提心
【執筆者:薊法明】