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はくげん／白玄

寛永四年（一六二七）—元禄一三年（一七〇〇）七月二日。信蓮社詮誉良阿清風。増上寺三三世。生国は武蔵国江戸（一説に伊豆下田とも）。氏姓は不詳。増上寺二四世露白に師事。川越蓮馨寺一三世を経て、元禄元年（一六八八）三月飯沼弘経寺二七世、同年太田大光院一八世、同四年鎌倉光明寺五二世を歴任し、同一二年閏うるう九月増上寺三三世。翌年正月には諸檀林に規則五箇条を、同三月には諸寺院に普請作事規則五箇条を定め宗内の統制を図った。

【資料】『三縁山志』（浄全一九）、宇高良哲編著『関東浄土宗檀林古文書選』（東洋文化出版、一九八二）、『増上寺史料集』一（大本山増上寺、一九八三）

【参考】『大本山増上寺史・本文編』（大本山増上寺、一九九九）

【執筆者：中野真理子】