「如法経」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:31時点における最新版
にょほうきょう/如法経
法式に従って清浄に書写された経典や、それを安置し埋納する供養をさす。経典は主として『法華経』であるが、「浄土三部経」も多い。経典書写による功徳を願ったり、末法による法滅を恐れて、弥勒菩薩の下生まで経典を伝えるために行われた。天長年間(八二四─八三四)に天台宗の円仁が、比叡山に『法華経』を安置したのが起源とされる。平安時代から江戸時代まで、山岳信仰とも結びついて全国的に行われ、近畿地方に多く見られる。
【執筆者:西村玲】