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にじゅうごじょうげさ/二十五条袈裟
袈裟の一種。三衣中の大衣(僧伽梨)をいう。二五枚の布を綴り合わせた条数によりこの名がある。一条の布は、四長一短に仕立てられている。現在見られるものは麻製、壊色のものが大半である。袈裟の中でもっとも条数が多く、浄土宗では上品上生の袈裟として最上位のものとし、五重相伝会の密室道場の伝灯師、授戒会の正授戒の伝戒師、また、宗脈・璽書伝授の正伝法の伝灯師が被着している。【図版】巻末付録
【参照項目】➡袈裟、僧伽梨
【執筆者:廣本榮康】