「中夜礼讃偈」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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ちゅうやらいさんげ/中夜礼讃偈
善導『往生礼讃』の中、中夜(午前〇時)にあたって一六拝する礼讃。六時礼讃の一つで、単に中夜礼讃ともいう。これは字句や偈の順序に若干の異同はあるものの、前一二拝は龍樹造『十二礼』を踏襲した七言四句からなり、後四拝は哀愍等の偈を付属したもので、帰命・懺悔・礼拝による浄土往生のための行儀が説かれる。そして懺悔・勧請・随喜・回向・発願の五悔、日没礼讃末尾にある後偈を唱え、維那が無常偈を独唱する。
【所収】『往生礼讃』
【資料】『十二礼』
【執筆者:石上壽應】