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「全国浄土宗青年会」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:28時点における最新版

ぜんこくじょうどしゅうせいねんかい/全国浄土宗青年会

浄土宗公益教化事業団体の一つ。「浄土宗青年会規程」(宗規第五七号)に基づく浄土宗青年会の全国組織である。宗祖法然立教開宗の精神に基づき、会員相互の研鑽と親睦を計り、各教区浄土宗青年会の連絡提携および社会教化に尽くすことを目的とする。会員資格は原則として一八歳以上四三歳以下の浄土宗青年僧侶および浄土宗寺庭青年。昭和四五年(一九七〇)五月、浄土宗開宗八〇〇年を期し浄土宗青年会連絡協議会が結成され、同四九年に全国浄土宗青年会と改称された。念仏大行進や念仏行脚を大々的に挙行する一方、同五一年、托鉢行を全国展開して沖縄袋中園青雲寮建設へ貢献した。同年に災害救援基金を設立して以来、台風、大火、地震、噴火など自然災害の救援活動に積極的に携わる。平成七年(一九九五)阪神淡路大震災、同一六年新潟県中越地震等では迅速に被災地入りして救援活動に力を注いだ。平成一二年(二〇〇〇)に聴導犬「アミちゃん募金」を設立し聴覚障害者の介助犬育成支援を始めた(同一五年にアミ一号、同二〇年にアミ二号が介助犬に認定)。平成一二年にホームページとメーリングリスト「48ネット」を開設、同一七年より二三年まで法然上人八〇〇年大遠忌を期し全国で大別時念仏会を開催するなど、青年会独自の行動力で種々の活動に取り組んでいる。


【執筆者:加用雅信】