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金台寺

提供: 新纂浄土宗大辞典

こんたいじ/金台寺

千葉県館山市北条。海養山龍勢院。千葉教区№三八。文明八年(一四七六)の開創。触頭ふれがしら寺院であった。永正二年(一五〇五)に鎌倉光明寺学頭の泉蓮社昌誉琳道(順道)を迎えて開山とした。四世の豪誉九把は里見義康の伯父にあたり、義康より寺領六〇石、仏餉米ぶっしょうまい五〇俵を寄せられた。六世の檀誉順応(順翁)は徳川家康の側室良雲院の実弟で、後に浅草西福寺を経て金戒光明寺に住した。


【資料】『浄土宗寺院由緒書』上(『増上寺史料集』五)


【参考】『館山市史』(国書刊行会、一九八一)、『千葉県浄土宗寺院誌』(千葉県浄土宗寺院誌刊行委員会、一九八二)


【執筆者:石川達也】