文章を解釈、訓詁註釈すること。経文や論疏を註釈し解釈した書物としては曇鸞の『往生論註』等があり、これは世親の『往生論』を曇鸞が注釈したものである。また釈は、疑いを解くの意味で用いられることもあり、この例としては、懐感の『群疑論』等がある。他にも釈氏、釈子、釈家の略として用いられ、釈尊の弟子、仏教の僧尼であることを示す。
【執筆者:金子寛哉】