寛永八年(一六三一)—元禄六年(一六九三)一二月二九日。督蓮社(または徳蓮社)宏誉信阿。知恩院四一世。生地・師籍不明。鎌倉光明寺で修学し、その後延宝九年(一六八一)滝山大善寺、貞享四年(一六八七)瓜連うりづら常福寺、太田大光院、同年九月に鎌倉光明寺を経て、元禄四年(一六九一)一二月一〇日台命を拝して知恩院に住したが、在任わずか二年にして入寂。
【資料】井川定慶『知恩院史』(知恩院、一九三七)、『知恩院史料集』日鑑・書翰篇一、『華頂誌要』(浄全一九)
【執筆者:伊藤弘道】