増上寺御忌で唱える伽陀の一つ。「自信教人信 難中転更難なんちゅうてんきょうなん」(『御忌法要集』増上寺、一九八三年四月)。『法要集』(明治四三年版)には「自信偈」の四句に博士はかせが付されていたが、これを基にして津田徳翁と山本康彦が上二句のみ博士を付し、昭和五七年(一九八二)四月の「法然上人降誕八五〇年慶讃大法要」で唱えた。「光明伽陀」の下二句で唱える押巻おしまき・当あたりなどを上二句(更)で唱えるのが特色である。
【参照項目】➡自信偈
【執筆者:西城宗隆】