ある目的のために集まった人々のこと。例えば『往生要集』の著者源信が結成した臨終行儀を実践するための集団である横川首楞厳院よかわしゅりょうごんいん二十五三昧会では、永延二年(九八八)『横川首楞厳院二十五三昧起請』が作られた。その中で源信は「結衆の中に病人有る時、結番逓たがいに守護し問訊もんじんいたすべき事」(『恵心僧都全集』一・三四四)など、一二箇条にわたって臨終までの作法を定めている。
【執筆者:伊藤真昭】