洪鐘を撞つくときの最初の三下げ。洪鐘の撞き方は、まず三下(捨鐘)して、「洪鐘偈」を唱え、一八下撞きおわって、息椎そくついを二下する。捨鐘の一下目は余韻を長くし、二下目を撞いたら、すぐに三下目を続けて撞く。時刻を知らせる鐘のときは、予告の意味をもっている。時報は予報音三回、正報音一回であり、捨鐘三下はこの予報音に相当する。
【参照項目】➡洪鐘
【執筆者:當間浩昭】