規則を定めて行う念仏。別時念仏のこと。法然の信者の一人津戸三郎為守は、最晩年に三七日の如法念仏を行ったと言われる。義山は『翼賛』二八の中で、「如法念仏は別時念仏を云う。規則は観念法門に出づ」(浄全一六・四四四下)と注しているが、善導『観念法門』には観称併修の念仏作法が説かれており、津戸三郎為守の行っていたものと同じであるかは、疑問が残る。
【資料】『四十八巻伝』二八(聖典六)
【参照項目】➡別時念仏
【執筆者:東海林良昌】