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地蔵院

提供: 新纂浄土宗大辞典

じぞういん/地蔵院

京都市北区大将軍川端町。昆陽山。別名椿寺つばきでら。京都教区№二二五。創建は天正五年(一五七七)で、道清によるとされるが、一説には神亀三年(七二六)行基が開き、明徳二年(一三九一)に兵火で焼け、のち足利義満が鹿苑寺を建てるさい、残った材木で本寺院を再建したと伝えられる。五劫思惟阿弥陀仏像を祀る。


【資料】『浄土宗寺院由緒書』上(『増上寺史料集』五)


【執筆者:角野玄樹】


京都府宇治市白川川上り谷。延命山。京都教区№四四七。この地にはもともと金色院があったが、荒廃し、本寺院と併合した。寺宝に、板彫両界曼荼羅(二面、平安時代)、銅造阿閦あしゅく如来立像(一軀、平安時代)、銅造釈迦如来坐像(一軀、平安時代)、銅造大威徳明王像(一軀、平安時代)、銅造阿弥陀如来脇侍像(二軀、奈良時代)、木造観世音菩薩坐像(一軀、平安時代)、木造阿弥陀如来立像(一軀、平安時代)などがあり、いずれも国重要文化財である。


【執筆者:角野玄樹】