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含華

提供: 新纂浄土宗大辞典

がんけ/含華

往生人が、まだ咲いていない極楽蓮華の花びらに包まれていること。『観経』によれば往生した者の多くは、極楽七宝の池に咲く蓮華の中に生まれるとされる。その蓮華が開くまでの時間は、生きている間の行いによって異なる。『観経疏』には「往生を得といえども、華に含まれていまだ出でず」(聖典二・二五三/浄全二・四〇下)とあり、往生後も蓮華の中にあることが述べられている。


【参照項目】➡九品


【執筆者:編集部】