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原青民

提供: 新纂浄土宗大辞典

はらせいみん/原青民

明治元年(一八六八)一二月五日—同三九年七月一日。蒼蓮社巒誉嶄阿。あざなは白濤生、宏善のち千樹草堂主人。愛知県海東郡出身。下谷坂本最上寺の村瀬宏戒について得度浄土宗学本校専門科において『俱舎論』および「六足発智ほっち」や『婆沙論』を研究し、明治二九年(一八九六)卒業。同年九月より東京支校教授として俱舎を講じるが、肺結核により同三一年鎌倉光明寺内千手院に引き静養。八年後、念仏生活のうちに示寂。遺稿集『青民遺書』一巻が刊行されている。


【参考】大橋俊雄『浄土宗人名事典』(斎々坊、二〇〇一)


【執筆者:市川定敬】