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加藤鏡心

提供: 新纂浄土宗大辞典

かとうきょうしん/加藤鏡心

慶応三年(一八六七)一一月一日—昭和一六年(一九四一)一〇月二日。清蓮社浄誉大阿光明清浄華院三世。尾張国海東郡神島田村中一色(愛知県津島市)に熊沢慶三郎の三男として生まれる。光明寺(名古屋市中村区)の伊藤鏡学のもとで宗学を修め、明治二四年(一八九一)に伝光寺、同四〇年には光明寺住職となった。その後、大正元年(一九一二)には宗議会議員となり、昭和六年(一九三一)に知恩院執事長、同九年に清浄華院三世を歴任した。護法の念が厚く、称名念仏に努めた。


【参考】大橋俊雄『浄土宗人名事典』(斎々坊、二〇〇一)


【執筆者:齋藤知明】