操作

双盤念仏

提供: 新纂浄土宗大辞典

2018年9月17日 (月) 10:08時点におけるSeishimaru (トーク | 投稿記録)による版 (1版 をインポートしました: 20180917 リンクと画像表示修正)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)

そうばんねんぶつ/双盤念仏

双盤を打ち鳴らしながら節をつけて唱える念仏。明応四年(一四九五)に祐崇真如堂大衆とともに宮中において引声いんぜい念仏を修し、勅許を得て鎌倉光明寺に移修したのが双盤念仏のはじめという。十夜会を中心に叡山常行堂の流れをくむ引声念仏が、真如堂や鎌倉光明寺に伝えられ現在も行われている。この他にも地方一般寺院かね講(念仏講)にも伝承されている。その名称は、双盤念仏六字詰念仏楷定かいじょう念仏などと称している。演奏形態は双盤のみ、あるいは雲版うんばん太鼓たいこ双盤で行われる地域もある。


【参考】佛教大学民間念仏研究会編『民間念仏信仰の研究 資料編』(隆文館、一九六六)


【参照項目】➡引声念仏双盤六字詰念仏楷定念仏


【執筆者:當間浩昭】