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「三界万霊牌」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年9月17日 (月) 10:08時点における最新版

さんがいばんれいはい/三界万霊牌

三界欲界色界無色界)の一切有情精霊供養するための位牌。歴代牌や祠堂牌、総檀中牌などのほかに作られ、通常は位牌壇に安置して、惣法界菩提の意で扱われている。施餓鬼会の際、かつては餓鬼壇三界万霊牌を安置していたが(『法要集』昭和一四年版)、現行法要集』には外縁に餓鬼壇を設けて餓鬼衆生の牌を置き、内陣位牌壇を設けて先祖の牌を安置する旨を記している。『浄土苾蒭びっしゅ宝庫』下(三七ウ)には、施餓鬼位牌の異文として「竪通三界横括九居」(『法事讃』)などと書かれたものもあるとしている。


【参照項目】➡位牌


【執筆者:清水秀浩】